祭典・神事

夏越大祓祭典

「茅の輪くぐり」とも呼ばれる行事で、当日の朝に氏子の人々により作られた直径約2メートルの茅(かや)を巻きつけた輪を鳥居につける。氏子の家には事前に人形(ひとがた)と呼ばれる紙を男女の形に切ったものが配られており、当日は名前を書いた人形と一緒に、茅の輪をくぐって社殿に参詣して納める。午後から神事が行われ、祝詞の奏上と氏子総代による玉串奉奠の後、宮司を先頭にして氏子総代が列をつくり、社殿を出て鳥居の周囲を八の字に回って茅の輪をくぐる。 最後に納められた人形を茅で作った船に入れ、神社の背後の江川に流して神事を終了する(現在は公害の関係で川には流さず、宮司に人形をお渡ししてお祓いをお願いしている)。 天王様の祭礼(八坂神社祭典)と異なり、この行事は見物人のない地域の人々による「祭」であることがわかる。この祭の起源はよくわかっていないが、おそらく駒林村が集落としての規模を備えた江戸時代以降のことと考えられている。ふじみ野市内の長宮氷川神社でも同じく茅の輪くぐりが行われている。

基本情報

日時 7月30日 午後3時〜